TKこと河田 剛のUSA情報

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2010年08月09日

BIG TIME GUYS

日本語訳をつけるなら、「大物たち」とでも言うのでしょうか??
私はSTANFORDにいることで、多くの「大物たち」と出会います。
特にコーチングスタッフの中にはNFLの経験者が多く、私もどこかで

その名を聞いたことがある往年の名選手と今、一緒に働いていたりします。
今日はそのうちの3人を紹介しましょう。

 

AARON MOOREHEAD
彼はイリノイ大学を卒業後、COLTSで5年間WRとして活躍していました。
在籍中にSUPER BOWLチャンピオンにもなっています。

ということは、スーパーボウル・リングも持っています。見せてもらいましたし、はめてみました。

重く、見たことないぐらいの光を放っていました。彼のお父さんもNFLの選手だったそうで、

世界で一組だけ、親子でスーパーボウルチャンピオンになっている親子だそうです。
画質がよくないですが、彼のスーパーキャッチ(YouTube)です。

CHESTER McGLOCKTON
彼はクレムソン大学を卒業後、ドラフト一巡で指名されてNFL入りしました。
その後、12年間DLとして活躍。なんとオール・プロに3回選出、

プロボウルに4回出場しているBIG TIME GUYです。
ある日の私との会話(トレーニングルームにて)
TK 「チェスター、大学の時はどれぐらいトレーニングしてた?」
C 「ほとんどしてなかったよ。だって、強かったもん。コーチに文句言われても

  同じように答えてた」(笑)
TK 「あっっ、っそう」(笑)
C 「本気でやったの、NFL行ってからだなぁ」
BIG TIME GUYは、普通の人の物さしでは計れないですね……。

 

STEVE WISNIEWSKI
彼もまたNFLで活躍していました。PENN STATE時代にALL-AMERICANに2回選出。
その後ドラフト2位でレイダース入り、13年間の現役生活で、なっなんと!

8回のプロボウル出場です。物腰が柔らかく、指導も本当に丁寧ないいお父さんという感じですが、

あるサイトでは、20世紀を代表する「ダーティー・プレーヤー」である、と紹介されています。
チェスターに聞いてみたところ、ダーティーなプレーをすることで有名だったそうです。


とまぁ、「一流に育てたければ、一流の中で育てろ!」という、ヘッドコーチの方針をそのまま
表したスタッフなのであります。私も彼らの経験値から生まれる、一流の指導を盗むべく、
精進してまいります。

 

最後にひと言お断りを!
 I am not a''Name Dropper''.

 

TK

Guest from Stanford

7月15日から1週間ほど、Stanford大学からゲストコーチを招きました。
主にオービックシーガルズコーチ陣とのコミュニケーションでしたが、それはそれは

有意義な時間となりました。

 

アメリカのカレッジフットボールのコーチにとって、この時期は長いオフ(約1ヵ月)。
シーズン前の大切な、本来は家族とゆっくり過ごすバケーション中に太平洋を横断して
日本に来ていただくことは、そんなに簡単なことではありません。今回は家族同伴という
条件の下、この企画が実現しました。

 

期間中、コーチはオービックシーガルズのコーチ陣とミーティング、その間家族は観光をして、
夜に合流するというのが主なスケジュールでした。その中で、特に印象的だったのは、
MIT(マサチューセッツ工科大学)の機械工学卒であり、その博士号を持つコーチの奥さんが
私に浴びせ倒してくる「日本に対する素朴な疑問」でした。
以下、皆さんも「外国の人から見たら、日本人はこう見えるんだ」という観点で読んでください。

 

◎日本はどうして新車ばっかり走っているのか? トヨタとかニッサンがあるからか?
 そういえば、アメリカではもっと多くの「汚い車」が走っています。オンボロに見えたり、
 凄い煙を噴出しながら走っている車も多い。これは車検制度(アメリカには日本のような
 厳格な制度がありません)の問題と国民性の問題であると説明しておきました。
 国民性の違いとは……アメリカ人は周りの目をあまり気にしない ⇔ 日本人は気にする、

 というように説明しておきました(※あくまで主観です。ご容赦ください)。
 彼女には、その(見た目を気にして、かつ整備された)車がすべて新車に見えたようです。

 

KidZania(キッザニア)は素晴らしい!! どうしてアメリカにないのか?
 彼女は子供が職業体験をできる、この場所に感動していました。実際、二人の子供は

 一度行った楽しさが忘れられず、滞在中に2回も行きました。
 なんにでも興味を持つ彼女は、キッザニアの起源について知りたがっていました。
 オービックシーガルズの並河GM曰く、この職業体験アトラクション(勝手に命名)は、
 メキシコが起源のようです。しかし、メキシコでは、遊びの一環としてではなく、
 リアルな職業訓練の色が濃いようです。子供が早く働き始めなければならないという

 現実の中、そのような施設が作られたようです。

 

◎Tシャツや街中の看板等、変な英語がいっぱい使われている!
 そう言われてみれば……ですが、本当に意味のない、またはは理解しがたい英単語が
 いろいろな所で見受けられます。特に彼女はTシャツなど着ているものに目をつけたようで、
 いちいち私に報告してきました。
  It doesn't make any sense!! (意味がわからない!意味がない!)
  ショッピングモールを歩いていると、彼女がある若い女性を指差して「T.K. あの娘に声かけて
 デートに誘っておいで!」と言ってきました。オフィス街にほど近いモールだったので、
 会社のランチタイムではないかと思われました。普通の女性らしい服装でしたが、
 背中に一文「I am boring.」 私は退屈(ひま)です……。
 その他、理解しがたい(文として成立しない)英単語の乱用を、彼女は不思議に、
 時におもしろく思ったようです。感覚的には、私たちが海外で見る変な漢字のTシャツと
 同じようなことなんでしょう。皆さん、海外へ行く時は気をつけましょう。

 

◎日本のアバクロ(アバクロンビー&フィッチ)はおかしい!
 これは私も日本人として恥ずかしかったです。銀座店に行ったことがある方はご存知かも

 しれませんが、「見せ筋」を身にまとった若いお兄さんが上半身裸で店内にいたり、
 女性の店員が音楽に合わせて(クラブのように)踊っていたり、店内が必要以上に暗かったり。
 アメリカのそれと同じ点は、商品でもある香水が店内に振りまかれているぐらいだったような

 気がします。島国に住む私たちが大陸の文化を間違った形で取り入れてしまった典型と

 言えるでしょう。


その他、ここでは紹介しきれない、数々の的を得た(しかもど真ん中)質問がありました。
彼女を案内しながら、日本のことをわかってもらうべき私たちが、逆にいろいろなことに
気づかされた1週間でありました。

 

TK


 

クリニック@韓国

先月のこと。パールボウル決勝後の週末に、新生コーチを中心とするグループ(オービック

シーガルズの選手&コーチ)で韓国へ行ってきました。ソウル・バイキングスという社会人

チームからの招待を受けて、フットボールクリニックをするのが目的でした。

 

対象は、防具をつけ始めて数週間という学生から社会人の若手までと幅広く、
ソウル大学のフィールド・ターフの上で、賑やかなイベント開催となりました。

 

私が担当したオフェンスラインというポジションでは、主催者からの要望は、
・2日間のクリニックで基本的なゾーンスキームの習得
・それを使用したインサイド(ランプレーのみ)のスクリメージ
というものでした。

入部したての選手はともかく、大学の上級生や社会人の選手を起用すれば、
2日目の最後にはインサイドのスクリメージぐらいはできるだろうと思っていましたが、
彼らとの時間を重ねていくにつれて、そのゴールが遠ざかっていきました……。
 
「韓国にゾーンブロックをやっているチームはありません」 
  ちなみにゾーンブロックのことを「ジョン・ブロォークゥ」と発音するので、
  最初は、コーチか誰かの名前なのかと思ってしまいました。
 
「今日、初めてヘルメットをかぶったので、頭が痛いです……」
  そして、……メガネ in ヘルメット

 

うーん、2日間のプログラムで……ゴールが達成できるのか??

とはいえ、考えている時間などありません。
まずは、ランもパスも基本から、ということで、基本的なドリルを炎天下、繰り返しました。

彼らは乾いたスポンジのように、いろいろなことを信じられないようなスピードで吸収していきます。

運動能力の高いスポンジ(選手)は、いったん吸い込んだ水分を簡単には吐き出しませんし、

まるで吸い込んだ水を自浄作用で濾過したいとばかりに質問を浴びせてきます。

その貪欲さには驚かされました。

 

指導をしている中での雑感を箇条書きにしてみました。
・彼らには(日本人とは異種の)根性がある
・取り組む姿勢が素晴らしい
・儒教思想が根底にあるからなのか、日本から来たコーチを敬ってくれる
・防具やジャージ等のフットボール用品は、日本から15年前程遅れている模様。

 フットボールの専門店は韓国国内にないそうです
・メガネ in ヘルメットはやめよう
・韓国にも日本のアニメが大好きなオタク的な人たちが存在する。日本語で話しかけてくる選手に
 「なんでそんなに日本語できるの?」と尋ねたら、「ボクハ、ニホンノアニメダイスキデス!」と
 にこやかに答えてくれました。


いろいろありましたが、最後のプログラムは、ランプレーのスクリメージです。
40人弱いたオフェンスラインの中から10人(相手選手とのコンタクトが可能な選手)を

選び抜き、デフェンスライン&ラインバッカーとユニットとしての勝負です。
プレーコールはインサイド・ゾーンとアウトサイド・ゾーンのみと単純ですが、

私の教えるゾーンブロッキングはセットしてからのコミュニケーションが多いため、

簡単ではありません。
しかし、彼らはハングル語と英語を駆使してコミュニケーションを取り続け、

私としては満足のいくユニット練習ができました。練習最後の質問タイムも積極的かつ

的を得た質問が多く、主観ではありますが、有意義なクリニックとなりました。

 

ゲストを迎え入れるホスピタリティと、「何かを学び取ろうとする姿勢」に感銘を受けた

有意義な2日間でした。今後も機会があれば、日本だけとは言わず、アジア全体の

フットボールの発展のお手伝いができればと思っております。

 

TK

 

2010年07月07日

PEARL BOWL

OBIC SEAGULLSファンの皆様、パールボウルの応援ありがとうございました。
結果はご存知の通りですが、「敗戦から学ぶ事多し」と信じて、精進していきます。

 

試合(特に敗戦)の後にいつも思うのですが、
誰も負けようと思っていないのに、勝負には敗者が存在してしまう……
どうしようもないことですが、どうせやる勝負なら絶対に勝ちたいですよね。

 

Winning isn't everything, it's the only thing.
かつてUCLAフットボール部のヘッドコーチであったHenry Russell Sandersさんが放った名言です。
(※世間的にはVince Lombardiの名言になっていますが、彼はそれを広めた人のようです。)
訳すと「勝負に勝つことだけがすべてではない、でも勝つことだけのためにやってるんだ!」とでも
なるのでしょう。

 

今回の試合、細かいシーンは割愛しますが、オフェンスの力不足で勝利を逃したことは否めません。
名将・野村克也監督の言葉を借りれば、「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」です。
オフェンスが力を発揮できなかった、この負けについて深く掘り下げて、それを解決したうえで
来たるシーズンに備えるべく、コーチたちは動き出しております。

 

遠い昔になりますが、当時の主将であった池之上貴裕さんが、
選手はもちろん、スタッフ、チア、家族やファンも含めて、勝ちたいと思う気持ちの絶対数が
強いチームが勝つんや!
」と言っていたのを覚えています。

 

おっしゃるとおりだと思います。オービックシーガルズに限らず、他のチームの選手も勝ちたいと
思っているはずです。残念ながらそれを測れるメジャーは存在しませんが、そのような思いは、
人間の本能に訴えかけてくるものですし、試合を見ていればわかるものだと思います。

 

秋に向けて、オービックシーガルズファンをはじめとする、(直接関わっている)選手やスタッフ
以外の人たちに「勝ちたい!」と思ってもらえるような、「勝ちたい!」をフィールドで表現できる
チームになるべく、オフシーズンを過ごしてほしいものです。

 

ではまた。
TK

2010年06月28日

USC

皆さんもご存知の、University of Southern California(南カリフォルニア大学)の

略称です。

ロス・アンジェルスの中心部にある、プライベートスクール(私立の学校)です。

実は、私も数年前までパブリックスクール(公立の学校)だと思い込んでいましたが、

由緒正しき私立の名門校です。学力的には、全米でもトップランク、州内では

ライバルであるUCLAと並ぶ難関校と言えるでしょう。
 
フットボールでも(言わずと知れた)名門校です。PAC-10カンファレンスでは、

2008年まで8年連続優勝。全米ランキングでは常に上位にその名があるようなチームです。

USCのフットボールは、同じカンファレンスの私たちから見ても、驚くことが多いです。

少し並べてみましょう。
・ホームスタジアム(LA コロシアム)の収容人数は、98,000人。
・ホームゲームチケットは、発売後数時間ですべて完売。
・ここ数年、毎年10人弱がドラフトで指名されている(ドラフト外での入団は別)。
・2008年シーズン終了後にドラフトされた3人のラインバッカーは、みんなNFLで

 スターターもしくはスタータークラスで試合出場。
・昨年までヘッドコーチだったピート・キャロル氏は、昨年カンファレンス内5位だった

 にも関わらず、NFLシアトルシーホークスへ引き抜かれた。
  ※アメリカでは好成績でなかったコーチがキャリアアップする(引き抜きにあう)のは稀。
・そのピート・キャロル氏のUSC時代の年俸は4億7千万円。
と、まぁ……すべてがケタ外れ。それがUSCフットボールなのです。


2週間ほど前、全米のフットボール界を震撼させるニュースが舞い込んできました。
USCがNCAA(全米体育協会)のルールに違反したとして、NCAAからペナルティーを
科せられたとのこと。フットボール部というよりは、すべてのスポーツを取り仕切っている

USCのAtheletic Dept.への処分でした。

 

メディアには理由として、レジー・ブッシュが2005年にハイズマン賞を受賞した際に受けた

接待や家族に対するサービス等が取り上げられています。その他にも、現在NBAで

プレイするUSC出身の選手に関するルール違反や、その他のスポーツでも軽微な違反が

あったようです。
フットボール部には、
・今年度と来年度ののBOWL GAME出場資格の取り消し。
・スカラシップ(奨学金)数の削減(3年間で30人分)。
  ※ 通常80人まで認められています。
その他のスポーツへのペナルティーは不明ですが、年間あたり10人の(いわば)特待生が

入学してこなくなることは、カレッジのフットボールチームにとって相当な痛手です。

USCはここ数年、リクルーティングランキング(数社のメディアが発表する、どれだけ良い

新入生が入学するかのランキング)では常に3位以内をキープする学校であり、

そのプレイヤーたちが数年後に高い確率でNFL入りしていくような学校でもあります。

言葉を換えれば、「NFL入りを目指すトップアスリートがもっとも入学したい学校のうちのひとつ」

とも言えるでしょう。


過去、このようなペナルティーを受けた学校は、数年後から数年間低迷してしまうケースが

多いのですが、私見ですが……USCには「どうしてこいつが控えなのかがわからない」

選手も多いため、
奨学金の枠が減る=選手層が薄くなる=災い転じて……

というような構図が見えそうな気もします。

 

普通に考えると、毎年試合をする相手が弱体化していくのは好ましいように思えますが、

私は以下のような理由から、USCにがんばってほしいと思っています。
・強いUSCに勝ちたい。
・昔から見ているUSCが弱いのを見るのはつらい。
・明日は我が身である。
  ※ NCAAルールにはグレイゾーンが多いため、知らずに違反をしていたり、学校側が

    規制するには限界があるケースが多々あり。今回のは 「たまたま刺された」とは

    言えないケースですが、他のチームや一個人が行っていることで明るみに出ていない

    だけのケースも多いように思われるからです。

 

USCには、今週末、NCAAに対する弁明のチャンスが与えられているようです。
同じカンファレンス、同じ州内のライバルとして、この苦難を乗り切ってほしいものです。

 

ではまた。
TK

 

2010年06月16日

Toe Dipper

前回言い残しました、掲題の言葉です。

 

Toeはつま先、Dipはこの場合、「何かに何かをつける、浸す」ことを表現しています。
直訳すると、「つま先をつける(落とす)人」(のこと)となるのでしょう。

 

想像してみましょう。
海辺の波打ち際で、海には入りたいのに(なんらかの理由があって)入っていくことを
決心できず、つま先だけを水にちょこちょこ浸けて、結局は入っていかない様子を……。

 

その様を実際の生活の場面に置き換えて、
「何をするにも、なんらかの理由をつけて、二の足を踏んでしまう」人のことを、
Tow Dipperと呼んだりします。
主観ではありますが、この表現はアメリカ人の多くが持っている(国民性ともいえるかも
しれません)、(いい意味で)「あんまり考えずに、まずやってみる」というマインドと

相反する人のことを皮肉った言葉であるのかもしれません。

 

思えば、私も2007年に会社を退職するまでは、いろんなことに理由をつけて

次の一歩を踏み出せていませんでした。でも、そういうのを変えるのって、

ちょっとしたきっかけなんですよね。

私の場合は、アメリカであるチームのキャンプを視察した際にそれは訪れました……

が、それは割愛させていただきます。

 

私たちは海に囲まれた(世界から見れば)小さな島国に住んでいます。
それが故に、Toe Dipperと呼ばれるに値する人が多いのかもしれませんね(笑)。
でも、Toe Dipperが悪いと言っているわけではありません。人にはそれぞれの考えや
人生がありますし、物事を慎重に進めて成功している人もいるわけですから。

 

しかし、フットボールにおいては違いますね。
選手はToeをDipすることなく、決められたプレイを思いっきりやってほしいです。
逆にコーチは、時にはTow Dipper、時に大胆に、ゲームを進めていかなければなりません。

7月1日の東京ドームでは、決められたことを一心不乱にプレイし続ける、
オービックシーガルズの選手を見てみたい、いや、見れるものだと信じています。

 

ではまた。
TK

 

2010年06月07日

Name Dropper

アメリカで暮らしていると、いろいろなおもしろい英語に出合います。
それは日本の中学や高校、大学では決して習うことのない、ネイティブならではの

表現とも言えるでしょう。掲題の“Name Dropper”もそのひとつです。

 

先日、このブログにコンドリーザ・ライスさんのことを書いた後に、
それを見た(「読んだ」ではない……写真だけを見た)アメリカ人の友達から
You wanna be a name dropper?” というメッセージが届きました。
勘のいい人はもうおわかりかもしれませんが、Name Dropperとは、
 
有名な人の名前を出して、(それに便乗して)自分の存在を大きく見せようとする人
                                  
のことを言います(勝手な解釈ですのでお許しを……)。

話の中で、有名な人の名前(name)を落としていく(drop)さまを表して言うのでしょう。
日本のことわざで言うなら「人のふんどしで相撲をとる」、
故事成語で言うなら「虎の威を借る狐」、という表現があてはまるのでしょう。

前回の話から、私がそう見えてしまっていたら……悲しいですが……そうならないよう、
自分のふんどしで自信を持って相撲がとれるようにがんばっていきたいと思っております。


ちなみに、この言葉どんな意味かわかりますか?
Tow dipper
 
答えは来週!
TK

 

2010年05月24日

コンドリーザ・ライス

というフルネームよりは、「ライス国務長官」と呼んだほうが、記憶の細胞をくすぐるのでは

ないでしょうか??

 

彼女との出会いは、2008のシーズン中に彼女が我がSTNAFORDのフットボールオフィスに
現れたときでした。彼女は、ブッシュ政権での国務長官としての任務終了後、STANFORDの
キャンパスで国際政治学の教授として教鞭を執っています。元々、アメリカ政府で働く前も
同職に就いていました。見た目は、言葉を選ばず言えば……「きれい、かつグッドシェイプな
おばさん」でした。

 

そんな彼女がオフィスに現れたのは、STANFORDを進学先として選ぶかを、他の名門校と

迷っている高校生と面談するためでした。高校生とその両親は、彼女とのミーティングの後、

ほどなくしてSTANFORDを進学先として選んだのでした。

 

その後、幾度となく、彼女のリクルーティング(高校生のスカウト活動)の際のスピーチを聞く

ことになりましたが、(そんな簡単に表現したくはないですが)ひと言で言うと「聡明」というのが、

彼女に適当な日本語であると言えるでしょう。
彼女のスピーチで驚くのは、
1)同じ話を聞いたことがない。
2)すべての質問に対して、明確かつ完璧な答えがある。
3)わかりやすい。

 

彼女が高校生のフットボールプレイヤーに話すことを要約すれば、「STANFORD大学で

フットボールをしなさい」ということになるのでしょうが、彼女は直接的な表現は使いません。
たとえば、
・自分の人生を例にとっての「情熱」に関する話
・自分とフットボールの出会いについて
・自分がやっていたピアノについて
・自分が研究している国際政治学の話。
こんな話を例にとって、自分のSTANFORD FOOTBALLに対する思いと、その一員になってほしい
という彼女の意思を(間接的なのに)直接伝えていきます。高校生本人ばかりでなく、両親の心にも

訴えかけます。特に黒人選手の両親には、深く印象づいていることでしょう。

 

彼女は、アメリカでは「次期NFLコミッショナー候補」と言われているぐらいフットボールが好きです。

本人曰く、父親がフットボールコーチで、彼がフットボールを教えていたのを見ているうちに

好きになったようです。デンバーの大学を卒業後、NOTRE DAME大学で博士号、その後、

STANFORD大学で教授就任と、アカデミックにもフットボールにも長けている二つの学校と
関係が深いことも(彼女曰く、偶然)、それを示すに十分なエピソードと言えるでしょう。

 

もう一つ、おもしろいエピソードがあります。昨年の最終戦、STANFORD vs NOTRE DAME

@STANFORDで、彼女が試合開始のセレモニーに「名誉キャプテン」として参加しました。

チームのキャプテンたちと一緒にサイドラインからフィールド中央まで歩いて、コイントスに

参加をしました。(もちろん)両校と関係性が深い彼女に対しては盛大なスタンディング

オベーションが送られました。


その後、試合開始に向けてセキュリティーたちがVIPシートへの案内を始めたところ、彼女は
「私はあそこ行きます!」とメインスタンドの一番上にあるスポッターブースを指差しました。
彼女は試合終了まで、スポッター席でヘッドセットを着けて、試合を観戦……というよりも、
試合に参加していたそうです。

 

tk100524.JPG

 

彼女とは、今後もリレーションを深めていきたいと思います。そして、いつか「日本人のNFL選手

誕生」や「日本のフットボール界発展」のために、協力をしてもらえる日が来てほしいものです。


コンドリーザ・ライスとSTANFORDに関するニュース on ESPN

 

TK

 

2010年05月13日

SSP

SSP-Stanfordの私のオフィスでよく使われる言葉です。
hameless elf romotion
の頭文字を取った言葉です(Shameless=恥を知らない、慎みのない、厚かましい)。
日本語で言えば、「自画自賛」という四字熟語があてはまるのでしょう。

 

要約すると、
(そうでもないことに対して)
「自分は凄い!」「私は素晴らしいことを成し遂げた!」と、
自分を自分で賞賛し、さらにそれを人と共有しようとするさまを言うのでしょう。

 

良くも悪くも、(一般的に)アメリカ人はこのSSPが得意です。そうでない人もいますけど……。
逆に、日本人は自分をプロモーションすることが苦手だと思います。
アメリカの人たちは、間違えることや人と違うことをすることを「恥」とは思いません。
それが(たとえ間違っていても)、自分をプロモーションする能力を向上させている

のではないかと思います。
アメリカと日本の教育の違いについては、またどこかで時間を割いて(私なりの考えを)
説明させていただきます。

 

さて、前置きはこのぐらいにして。


あまり得意ではないのですが、その“SSP”をさせてください。
ここ数週間で、私のことがいくつかのメディアに露出しました。
以下、ご覧いただければと思います。
Japan Times「Football coach Kawata finds a home at Stanford」(英語)
NFL Japan コラム「名門スタンフォード大に日本人スタッフ、夢はNFL入り」
IFAF (アメリカンフットボール国際連盟) ニュース

 「TSUYOSHI KAWATA GIVES BACK TO JAPANESE FOOTBALL」(英語)


今週末はオービックシーガルズ、春の初戦ですね。
試合は、自分たちがミーティングや練習で何を培ってきたのかをプロモーションする場です。
オービックシーガルズは元来(普通の日本のチームに比べたら……)、

Self Promotionが得意なチームです。
それがShameless Self Promotion になるのか、
Solid(素晴らしい) Self Promotionになるのかは、
春の初戦、つまりスタートダッシュ次第であると私は思います。

 

皆さん、お楽しみに!

TK

 

2010年05月06日

帰国しています

先月23日より、VISA取得のため帰国しております。
滞在期間中は、主にオービックシーガルズのお手伝い、お付き合いのある大学チームの

お手伝い等、フットボールの活動を中心に生活していきます。
 
さて、本日でオービックシーガルズの練習参加3日目を終えましたが、
「みんなフットボールを楽しんでいるなぁー」と感じました。
 
私の仕事は、自分がSTANFORDやアメリカのフットボールで学んできたことをシーガルズに

還元することですが、それを伝えていく前に、みんながフットボールを楽しんでいることに

気づかされました。それって大事ですね。

プレイヤーは忙しい中、全国各地から集まって練習をしています。しかもきつーーい練習を……。

その時間を楽しめているなんて、すばらしいことだと思います。
 
でも、悲しいかな、楽しいだけでは勝てないんですね。
みんなの楽しい雰囲気や楽しむその姿勢はそのままに、それを勝てるチームに、

そして勝つ方向に方向付けていくのがコーチの重要な仕事の一つであると私は思います。
特に今年のシーガルズのように、コーチングスタッフが変わったり、過去数年勝てていないような

チームには、それが勝敗を分けるポイントの一つになるのであろうと思います。
 
選手は、楽しく、そして勝利に貪欲に!
コーチは、結果としての勝利(日本一)を!
 
そんなことを(勝手に)理想像にしてみる、春の夕べin 新習志野です。
 
ではまた。

TK

 

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