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2012年02月05日
スーパーボウル勝敗予想
いよいよ、世界で一番のスポーツイベント(と言っても過言ではないと思います)スーパーボウル。レギュラーシーズン13勝3敗の【NEW ENGLAND PATRIOTS】と9勝7敗から這い上がってきた(??)【NEW YORK GIANTS】の対戦です。
私の予想のポイントは2つです。
(1)PATRIOTSのキープレイヤーであるTEのROB GRONKOWSKI選手が怪我から復帰できるか?
・TEながらレギュラーシーズンのレシービングydは1327ydでNFL内で6位
・TDレシーブは17回でNFLトップ
・2週間前の試合で負傷。出場は微妙と言われている
(2)GIANTSのDEFがPATRIOTSのハイパーオフェンス、特にパッシングをどう止めるか
・GIANTSのDLとLBが、いかにTOM BRADYにプレッシャーを与えるか
・一発でのロングゲインを最小限に
・決定力の高いOFFに対してのRED ZONEでの粘り
(フィールドゴールは許してもTDは許さないDEFができるか?)
予想をする上での禁句を言ってしまいますが、前述のROB GRONKOWSKI選手が今までと同じようにプレイできるのであれば、PATRIOTSの勝利は揺るぎがないと思います。GIANTSは少ないチャンスをいかに生かしていくかが、カギとなるでしょう。その他、ターンオーバーバトルやキッキングの攻防等、ポイントを挙げればきりがありませんが、
38対24でPATRIOTSの勝利!!
と予測させていただきます。
TK
NFL日本公式サイトNFL JAPAN.COM>スーパーボウル2012特集
NFCチャンピオンシップ 49ers vs GIANTS
いい試合でした(49ers 17-20 GIANTS)。
私もSAN FRANCISCOのダウンタウンに出かけ、超満員のスポーツバーで観戦しました。地元の人たちにとっては残念な結果に終わりましたが、数日経過した後の地元マスコミでの論評は、総じて「よくがんばった、来年も!」みたいなものでした。
やはり、ゲームを分けたのはターンオーバーでしたね。しかも、スペシャルチームで、しかもあのタイミングで。コーチとして言うなら、あのファンブルは起こるべくして起こったと思います。パントカバーの選手がボールにアタックしたのは、紛れもない事実ですが、あのボールハンドリングではファンブルが起きてもしかたないでしょう……。NFLの中でもトップレベルのリターナーであるTED GINN Jr.の欠場により出場機会を得たKyle Williams選手は、プレイオフでもいい働きをみせていました。彼は我々Stanford大学と同じPAC-10(現PAC-12)の名門、Arizona State出身で2年目の選手です。私もチームのエースレシーバーだった彼の活躍を覚えています。
このことに起因して、私が2007年からこちらで働きだして最初に感じたことを鮮明に思い出します。
「細かいことは、あんまり教えないんだなぁ……」
そうなんです。細かいこと、この主題で言えば、ボールの扱い方等の細かいことはあまり教えないんです。なぜ教えないか……私が想定している理由は2つです。
・できる選手が入ってきている
・できない選手は使わない
特にNFLでは、そういった選手がいないことが前提であるといっても過言ではないと思います。今回のケースで言えば、彼がパントをキャッチしてから走り出す間の数秒間のことが、今まで問題にならなかった、そして、いつ問題になってもおかしくなかったことをコーチ陣が見逃していた-ということになるでしょう(あくまでも、個人的見解です)。
さて、今週末はスーパーボウル。続いて、予想をアップします。
See you soon!!
T.K.
2012年01月20日
NFLカンファレンス・チャンピオンシップ
「49ers vs SAINTSは、49ersが僅差で勝利」……私の先週の予想、当たりました!!
結果はともかく、素晴らしいゲーム内容でしたね。地元も、いたる所で相当の盛り上がりを見せていました。私が予測した4強入りは、
【AFC】
PATRIOTS
RAVENS
【NFC】
49ers
PACKERS
でした。一つだけ予想が外れてしまったのが、PACKERSです。レギュラーシーズンの戦績は、なんと15勝1敗。エースQBのAARON ROGERS選手はここ数年でリーグを代表するQBに成長した選手です。オフェンス・ディフェンスともバランスよく、どのゲームも「危なげなく勝っている」という印象が強いチームです。いや、“でした”……。そのPACKERSを37対20と【撃破】したのが、NEW YORK GIANTSです。レギュラーシーズンの戦績は9勝7敗で、
地区優勝はしているものの、ワイルドカード(シードなし)からのプレイオフ出場です。
「どうして、あのPACKERSが負けたのか?」……ひと言で言うなら、GIANTSがターンオーバーバトルで圧勝したと言えるでしょう。3ファンブルロスト・1インターセプトを喫したPACKERSに対し、GIANTSは1インターセプトのみ。そのうえ、GIANTSのエースQBであるELI MANNINGは、トータル330ydのパスで3TD。これでは、PACKERSが勝つチャンスはゼロに等しいでしょう。
さて、今週末はそれぞれのカンファレンスCHAMPIONSHIP。
AFCは、QB TOM BRADYを要する、PATRIOTSが勝ち上がってくることでしょう。
ここで、NFCのゲーム予想をしてみましょう。この試合を左右するであろう条件を記してみます。
【49ers】
・ホームゲーム。しかも久しぶりのCHAMPIONSHIPゲームで、地元のファンは大盛り上がりです。
・前回の試合は土曜日で、休養日がGIANTSより1日多い。この1日は大きいです。
・DEF中心に勝ってきているチーム。
【GIANTS】
・アウェイゲーム。
・前回の試合は日曜日(=休養日が1日少ない)。そのうえ、NEW YORKからSAN FRANCISCOへの移動(約5時間半)あり。
・時差3時間。試合時間は問題ないですが、アジャストに時間を要します。
上記のような要因から、49ersの勝利を予測させていただきます。GIANTSに勝機があるとするなら、QBであるELI MANNINGの調子が良く、ハイスコアリングなゲームになるか、ターンオーバーバトルで圧勝するかでしょう。
今週末、(こちらでは)日曜日の2試合、TVの前から離れられません!!
NFL JAPAN.COM >2011カンファレンス・チャンピオンシップ
TK
2012年01月13日
NFL ディビジョナル・プレイオフ
今週末、NFLのディビジョナル・プレイオフですね。 NFL JAPAN>ディビジョナル・プレイオフ
【AFC】
RAVENS vs TEXANS
PATRIOTS vs BRONCOS
【NFC】
GIANTS vs PACKERS
49ERS vs SAINTS
見たくても見れない好カードばかりです。
私が予想をする4強入りは、
RAVENS
PATRIOTS
PACKERS
そして、49ERSかSAINTS... この「49ERS vs SAINTS」を予測してみましょう。
地元であり、そして一緒に働いていたボスや仲間が多くいる49ERSの快勝と予測したいところですが、SAINTSはひと筋縄でいく相手ではありません。SUPER BOWLのMVPを経験しているQBのDREW BREES選手は、PRO BOWLに6回、ALL PROに4回選出されています。SAINTSは49ERSと同じWEST COAST OFFENSEベースのオフェンスを展開します。49ERSのQB、ALEX SMITHがいまひとつであるのに対して、DREW BREESはWEST COAST OFFENSEのお手本と言えるようなクォーターバッキングをします。リードの仕方、スクランブルへの判断やボールを捨てるタイミング等、すべてが一級品。身長は180cm足らずで、上位でのドラフトであったはずですが、TOP of TOPのピックではありませんでした。SAN DIEGO CHARGERSでの5年間はスターターとして活躍していたものの、パッとせず、2005年にSAINTSにトレードされてからALL PROに4回選出されるなど、NFLのトップQBとして活躍しています。
「鬼才・VIC FANGIO」率いる、49ERSディフェンスが彼にどれだけプレッシャーを与えて、彼のリードに混乱を与えるかが、勝負の分かれ目ではないかと思います。 さらには、このように実力が拮抗しているチーム同士の試合では、ターンオーバーとキッキングゲームが試合を分けることでしょう。
(サイズ的に)日本人が親しみを持てるトップQBと私の師匠とも言えるヘッドコーチが率いるチームの対決から目が離せません。私は僅差で49ERSが勝利することをここに予測しておきます。
ではまた。
TK
2012年01月08日
ティーボウ
NFLはレギュラーシーズンも終わり、プレイオフへと入ってきました。
今週末にAFCのワイルドカードゲームに臨むDENVER BRONCOSが、レギュラーシーズンの中盤からエースQBをティム・ティーボウ選手に変更しました。彼のプレイスタイルを簡単に表現するなら、「パスは苦手だけど、走らせると凄い」、そういうQBです。QBの年俸が高騰している近年、
【QBが走る機会が増える=ヒットされる機会が増える=怪我につながる=年俸(お金)を無駄にする可能性が高くなる】
このような構図(理由)から、QBがボールを持つ回数が多くなる「オプション」のようなオフェンスを展開するNFLのチームは少なくなりました。そんな中、BRONCOSのJOHN FOXヘッドコーチは、ティーボウ選手を中心としたオフェンスを展開することを決断しました。
しかし、選手もコーチも、そのスタイルのオフェンスには慣れていません。ここからは全米のメディアも知らない裏話です。
シーズン中盤、BRONCOSのあるアシスタントから私の同僚の元へ連絡がありました。要約すると、彼らはいくつかのカレッジに連絡を取り、プレイブックを探しているとのこと。ご察しの方もいらっしゃると思いますが、NFLでの経験が長く、またNFLに合った人材を採用しているBRONCOS(ほとんどのNFLチーム)では、ティーボウが得意とするようなスプレッドオプションに明るいスタッフがいないのです。彼らはプロスタイルの中でも少しだけスプレッドオプションを取り入れているようなカレッジを探していたらしく、我々STANFORDに一番に連絡してきたようです。残念ながら、プレイブックを渡すわけにはいかなかったので、いくつかのアイデアをシェアしたようですが、それぐらい困り果てたうえでのシステム変更だったようです。
しかし、裏でそんなドタバタ劇があったにも関わらずプレイオフに進出してしまうあたりは、さすがにプロ!だと称賛できるでしょう。また、その“付け焼刃”とも言えるようなシステムを軌道に乗せてしまうコーチングスタッフと、それを習得して実践し、しかも勝利に結びつけてしまう選手たちも凄いですね。
しばらくはSUPER BOWLに向けたNFLプレイオフのことを書いていきたいと思います。
ではまた。
TK
2012年01月06日
おめでとうございます
オービックシーガルズファンの皆様、明けましておめでとうございます。そして、オービックシーガルズに関わるすべての皆様、日本一おめでとうございます。昨年同様、2012年も素晴らしいスタートとなりましたね。
私は同じ時間帯に試合をしていたため参戦はできませんでしたが、粘りに粘ったうえでの逆転勝利であったとのこと。(STANFORDが敗戦したのもあり・・・…)ネットでチェックして、結果を見た瞬間、本当にうれしかったです。
Xリーグの歴史上、三連覇を成し遂げたチームがない中で新たな歴史を創るチャレンジ、単独チームとして初のドイツ遠征-今年のオービックシーガルズには大きなチャレンジ待ち受けていることでしょう。チームとファンが一丸となって、良い年になるようにがんばっていきましょう。
微力ながら、私もお手伝いできればと思っております。
ではまた。
TK
2011年12月21日
祝! 2連覇!!
JAPAN X BOWL 2連覇おめでとうございます!!
良かった……。本当に良かった。チーム関係者の皆さん、ファンの皆さん、おめでとうございます。遠くカリフォルニアからではありますが、選手やスタッフの苦労を見てきただけに、心の底からうれしく思います。
当日は、もちろんUSTREAM中継(ゆるすと)で参戦していました。こちらの午前2時からの中継でしたが、一睡もせずに参戦させていただきました。ゲーム内容の詳細はともかく、全員が全員の仕事をしっかりと果たした結果が見てとれました。言葉を変えれば、「オービックシーガルズらしいフットボールができた」試合だったのではないかと思います。
そしてなによりも、ファンの皆さんの声援が素晴らしかったです。スタンドの皆さんの熱い参戦も含め、「オービックシーガルズらしい試合」をみんなでやって、みんなで勝ち取った連覇なんだと思います。
もう1試合、「UNFINISHED BUSINESS」が残っています。新しい年の始めでありながら、シーズンを締めくくる、終わりでも始まりでもある試合ですね。もう1ゲーム、オービックシーガルズらしいゲームが見られることを期待してやみません。さぁ、がんばっていきましょう!!
TK
2011年12月15日
明日・12/16(金)「NFL倶楽部」(日本テレビ)に出ます
日本テレビで金曜深夜に放送されている「NFL倶楽部」。NFLファン、アメフトファンならご存知でしょうか。日本で唯一の、NFLのレギュラー情報番組で、オードリーのお二人が進行役。オービックシーガルズOBの安部奈知さんもゲスト解説者としてよく出演されています。
その番組に明日16(金)、私TKが出演いたします。恐縮ながら、「密着」レポのようです。よろしければ、ご覧ください。
◇「NFL倶楽部」トップページO.A.情報より◇
12/16(金)27:33~28:03
「スタンフォード大学日本人コーチアシスタント!」
カレッジフットボールの名門、スタンフォード大学。
そこでOLコーチのアシスタントとして働く日本人河田さんに密着。
★このVTRがNFL JAPANサイトにアップされました。
見逃した方はこちらをどうぞ(12/19追記) 【イクマが行く!】米国名門校にTK!
2011年12月13日
HAR-BOWL
サンクスギビングデーであった11月24日(木)、RAVENSvs49ersの試合が行われました。この日は休日であり、国民のほとんどが家で夕食(主にターキー)をするため、最も視聴率が高いゲームのうちのひとつと言われています。
そんな大舞台、今年はJOHN HARBAUGH(RAVENS/兄)とJIM HARBAUGH(49ers/弟)の兄弟ヘッドコーチの対決となりました。こちらでは彼らの名字を取って「HAR- BOWL」と呼ばれていました。
結果は、ホームチームのRAIVENSが16対6で勝利しました。今シーズンは堅守を中心にミスの少ないオフェンスが得点を重ねていくのが“勝ちパターン”の49ersでしたが、RAVENSのディフェンスに9つのQB SACKを浴びて、12回あった3rd DOWNを2回しか更新できませんでした。特にディフェンスの強いチーム同士の戦いにおいてこの数字では勝てませんね。
さて、このJOHNとJIMの兄弟は、コーチングスタイル、特にマネジメント方法がまったく違うようです。
この世の中でただ一人だけ、両者のもとで働いた人がいます。現在、RAVENSでアシスタントをしている私の元同僚です。彼によると、JIM(弟)は典型的なワンマンスタイルで、「俺がルールだ!」的なマネジメント。JOHN(兄)は、詳細なルールを決めた上での細かいマネジメント-であるそうです。彼らの父、JACK HARBAUGHもコーチとして有名だった人で、何度となくSTANFORDの練習やゲームにいらっしゃっています。お父さんは弟寄りのコーチだと思います。
兄弟で、同じスポーツの頂点で働いているなんて、本当にうらやましい限りです。
ではまた。
2011年12月08日
MEGATRON
ここ数年低迷しているDETROIT LIONS。しかし、今年はがんばっております。開幕5連勝のあと、少し足踏みをしましたが、現在7勝5敗。プレーオフへの進出を争っています。
低迷が続いた“怪我の功名”で、ここ数年、若くていい選手が続々と入団しています。その中の筆頭が、WR#81 CALVIN JOHNSON選手です。2007年のドラフト全体2巡でLIONSに入団。5年目となる今シーズンは、レシーブ数、TD数、レシービングヤード等すべてのエリアで自己最高を記録するであろうと言われています。
誰が呼んだか、「メガトロン」。恐らく「トランスフォーマー」という映画(アニメ?)のキャラクターのうちの一つから名付けられたと思います(間違っていたらすいません……)。
Calvin Johnson *Megatron* Highlights(YouTube)
今シーズン12試合を消化して、(NFLでは)WRとしてはトップの12TD。レシービングヤードでは、全体で2位の1,092ヤード。特に目を引くのは、RED ZONE(敵陣25ヤード以内)に入った時の活躍です。日本語で説明するなら、「決定力のある選手」とでも言うのでしょう。とにかく、見ていてワクワクする選手です。
オービックシーガルズにも、次の大舞台で「決定力のある」MEGATRONが出現してくれることでしょう。
2011年12月02日
カンファレンスの移動
カレッジフットボール界の2011年を一つの単語で表すとしたら、「カンファレンス」という言葉が上位にくると思います。いろいろと複雑なのですが、簡潔に言うと、「各校がより良い条件を求めて、所属カンファレンスを変えた」という説明が正しいでしょう。
【放映権をはじめとする所属カンファレンスからの分配金】
ホームゲームでの収入(入場料・グッヅ売上等)以外のTVの放映権やBOWL GAME主催団体、カンファレンススポンサーからの収入はいったん所属カンファレンスに集約されて、その後、各校に分配されます。カンファレンスへの収入が多ければ多いほど、各校への分配金も多くなります。つまり、人気が高いカンファレンス、そして人気のある大学が多ければ多いほど、所属校が得る収入は多くなります。また、人気が出そうなゲームはTV放映があり、学校の宣伝になるわけです。BOISE STATEのようにマイナーカンファレンスにいながら強いチーム(学校)は、常に良い条件を探していますし、そのような学校を探しているカンファレンスも多くあるようです。
【ランキング】
1部校が150校以上あるカレッジフットボールでは、順位を絶対値で決めることはできません。投票やコンピューターによる評価等を組み合わせた「ランキング」でその強さを表現するしかありません。BOISE STATEの2011スケジュールをご覧ください。初戦でGEORGIA大学と対戦して以来、強豪校との対戦はありません。これではいかにハイスコアで勝っていても、全米ランキング上では評価されません。「弱い相手に勝ってるだけでしょ?」となってしまうのです。対戦スケジュールは、カンファレンス内とそれ以外の定期戦等で構成されるので、より強いカンファレンスに所属する方が全米でも評価されるのです。
【リクルーティング】
大きく、そして強いカンファレンスに所属する大学に、高校生は進学したがります。
上記のような理由から、今年は、来年からカンファレンスを移動することを表明した強豪校がいくつもありました。日本ではあまり考えられない話なのかもしれませんが、学生スポーツでありながら、「お金に左右されている」ことを改めて認識させられたシーズンでした。
TK
2011年11月30日
カレッジフットボール レギュラーシーズン終了
先週末のNOTRE DAME大学戦に勝利し、わがSTANFORDは11勝1敗でレギュラーシーズンを終了しました。
今年は新しいヘッドコーチ、そして新体制でのチャレンジでしたが、昨年と同じく素晴らしい成績でシーズンを終えることができました。全米ランキングは4位です。各カンファレンスのチャンピオン決定戦が行われる今週末の(上位校の)戦績次第では、もう一つ上に行く可能性もあります(下に行く可能性も少々)。
そして、全日程が終了した翌日の日曜日に、最終全米ランキングの発表とBOWL GAMEへの招待が決定します。すでに多くのメデイアで、「STANFORDはFIESTA BOWLへ」と報道されていますが、こればかりは神のみぞ知るです。実際、昨年はその招待について多くの混乱がありました(例年と違う選考基準に混乱しました)。
いろいろと決まり次第またご報告しますが、まずはレギュラーシーズンの終了をご報告させていただきました。
さて、今週末はオービックシーガルズの「戦」ですね。アメリカから、USTREAM中継を頼りに、熱く応援します。
TK
2011年11月09日
49ers
NFC-WESTの首位を走っている49ers。私の記憶が確かならば、昨年は6勝10敗だったはずです。NFLのシステムで特に大事だとされるQBは、昨年まで7年間鳴かず飛ばずだったALEX SMITHのまま。特にドラフト1位のQBが大活躍しているわけでもないこのチームに、今季どのような変化が起こったのでしょう? ある専門家は、「要因はわからないのに勝てるチームに変化した」とコメントしていました。
大きく変わったのはコーチングスタッフです。昨年まで私のボス、つまりSTANFOPRD大学のヘッドコーチであったJIM HARBAUGH氏がヘッドコーチに就任しました。そして、オフェンス、ディフェンスそれぞれの新しいコーディネーターは、彼がSTANFORDから連れていったコーチたちです。
言葉を選ばずお話ししますと、COACH HARBAUGHはワイルドです。万人に尊敬されるコーチでもなければ、飛び抜けた天才でもありません。独自性が高いがゆえに、フットボール界に敵も多いし、突拍子もないことを言い出したりします。
でも、「勝てるコーチ」なのです。勝負に勝つ何かを持っているんです。NFLのオーナーやGMがヘッドコーチに望むのは、一番に、勝つことでしょう。だから、それでいいんです。
彼は1勝11敗だったSTANFORD大学を4年間で12勝1敗にしました。しかし、NCAA(全米体育協会)によって運営されているカレッジスポーツという枠組みの中では、「いつ問題を起こしてもおかしくない」と言われていました。悪い意味にとらないでくださいね。彼はあまりにも「勝ち」にこだわりすぎるんです。私たちと遊びでやるテニスやバスケットボールも、勝つまで終わりませんでした(笑)。
良く聞こえないかもしれませんが、私は何をしでかすかわからない、目が離せない、そして何よりも勝てるコーチであるCOACH HARBAUGHを愛して止みません。なにより、私にここで働くチャンスをくれたのは彼ですから。
今後も49ersから目が離せませんね。
ではまた。
2011年11月08日
激闘USC戦
先のUSC(南カリフォルニア大学)戦は、3オーバータイムの末、56対48で勝利しました。
試合は、激しい攻防の末、残り39秒で同点に追いつき、USCの攻撃へ。数プレイで自陣40ヤードまで攻め込まれて残り9秒の場面。皆さんも、自分がオフェンスの選手やコーチだと思って、次のプレーを一緒に考えてみてください。
・タイムアウトは3つ残っている
・フィールドゴールの射程圏まではあと5ヤード
ここでボールキャリアが考えなければいけないことは何でしょうか。
時間をフィールドゴールのために残すことです。
一般的に、3秒あれば【蹴って・決まって・ゲームセット】に十分と言われています。しかし、このときの結果は、ボールキャリアががんばりすぎて時計が「0」になってしまったのです。USCからの抗議によりビデオレビューが行われましたが判定は覆らず、オーバータイムへ突入しました。
オーバータイムの攻撃は1回目・2回目とも両チームともTDを獲得し、48対48。3rdオーバータイムからは、トライフォーポイントで2ポイントコンバージョンをしなければいけません。Stanfordが中央のランでTD後、2ポイントも決めて56対48とし、USCが同点に追いつかなければゲームセットです。逆に私たちはここを守り切れば勝ちです。
1stプレイ、ショートパスが決まった後、いくつかのタックルミスでTDされたかと思いきや……レシーバーの足がサイドラインを割っていました。その後の1st DOWNゴール残り4ヤード……USCのRBがファンブルしたボールをリカバーしてゲームセット。攻められ続けながらも、あきらめずにがんばってくれたディフェンスに感謝です。私たちにとって、今シーズン最も苦しい試合であり、最も大きな勝利となりました。
試合後、USCのヘッドコーチであるLANE KIFFIN氏は、「1秒残っていたはずだ」としきりにメディアに訴えていました(結局、その発言に対してリーグから100万円の罰金が課せられました)。
この試合から、コーチとして学びました。
・あきらめないことが、勝利を生む。
・後からの言い訳はみっともない。
今回の場合、4Qの最後、タイムアウトが3つある中9秒残った時点で、タイムアウトを取って時間の使い方を選手に確認するべきでした。「ある程度ゲインしたらニーダウンをしろ!」と。その場で確認できなかったとしても、それを普段から教育しておくのがコーチの仕事です。フットボールは準備のスポーツ。どんな小さな可能性、ありえないようなシチュエーションのための準備をするのが、選手そしてコーチの仕事であります。
オービックシーガルズの準備は万全でしょうか。今一度「ふんどしを締め直して」臨もうではありませんか。
TK
2011年10月24日
HAPPY BIRTHDAY!! STEVE YOUNG
スティーブ・ヤング。
言わずと知れた、49ers黄金時代のQBです。30代半ばぐらいの人は、その雄姿が目に焼き付いているでしょう。彼は現役引退後も49ersのチームファシリティーがあるこのエリアに住んでいて、私もその姿をたまに見かけます。
先頃、その彼がSTANFORD大学の敷地内にあるショッピングモール「STANFORD SHOPPING CENTER」で家族や友人たちとの時間を楽しんでいたときのことです。こちらの映像をご覧ください。
→Steve Young Birthday Flash Mob(YouTube)
この日は彼の誕生日だったそうです。なんだか“イキ”(粋)ですよね。日本では難しいとは思いますが、アメリカならではのお祝いの仕方なのでしょう。このような行為を「フラッシュモブ」(flash mob)と呼ぶようです。
日本でも、こんなことしている人や集団がいるのでしょうか??
TK
2011年10月21日
決戦
STANFORDは現在6連勝中です。今、アメリカのカレッジフットボールで一番連勝しているチームらしいです。今週末もそれを伸ばすべく、頑張っていきたいと思います。
さて、オービックシーガルズは今週末にまさに決戦を迎えようとしています。対するシルバースターはよきライバルであり、何度となく苦汁をなめさせられた宿敵でもあります。
今年の春、(シルバースター)のある選手と食事をしたときに、何気ない会話の中で彼はあること(あえて伏せておきますが)を断ったと言っていました。
「シーガルズに勝つためだ!」ときっぱりと言っていました。「シーガルズは常に走りこんでいるから、それには負けられん」とも言っていました。彼がやめたことというのは、走りこんで体力をつけるために邪魔なのものなのでしょう。とにかく、彼らは死ぬ気で勝ちにくるでしょう。それを上回るのは、タレント力や選手個々の能力だけでは難しい。選手やスタッフたちは、それを上回るような準備をしてくれていることを信じてやみません。
そして、ファンの皆さんは、どんな準備をしてくださっているでしょうか?
忘れもしません、昨年の川崎球場での鹿島との準決勝(私もちょうど日本にいました)。観客全員が一体となっての「クラウド・ノイズ」。あのクラウド・ノイズは、相手のオフェンスの脅威であるだけでなく、フィールドにいる全員に、「スタンドの私たちも一緒に戦っている」ということを示しました。 選手があの声にどれだけ勇気づけられたことか!!
土曜日のシルバースター戦、どうか皆さんも積極的に参戦してください。
シーガルズファミリーあげての健闘に期待して、関連する映像(YouTube)をご紹介します。
●Football: Coach Richt's Challenge to the Fans: 2011
●"Get Up" for Stanford Football
ではまた。
TK
2011年10月12日
UCLA and COLORADO
バイウィーク(リーグ戦中、唯一試合のない週末)が明けて、掲題の2試合に無事勝利することができました。両校ともここ数年低迷していますが、侮れない相手です。
この試合の前に、数人の選手とヘッドコーチがメディアから同じような質問を受け、まったく同じような答えをしていました。同じ返答が生まれることとその内容が、現在のSTANFORDの強さの秘訣の一つであると強く感じましたので、簡単にご紹介します。
インタビュアー:「チームの全米ランキングが4~5位から落ちて7位になってしまいましたが……?」
選手&ヘッドコーチ:「あっ、そうなんですか? 7位に落ちたことも、その前の順位も知らなかったんで、特に感想はありません。私たちは自分たちがコントロールできることをやるだけですから」
その通りです! 自分たちがコントロールできないことに時間を費やすのは無駄と言っても過言ではないでしょう。私も自分ができる小さなことにフォーカスしてがんばるようにしようと、改めて認識した出来事でした。
最後に、UCLA戦のワンシーン(YouTube動画)です。両者とも、2012年のNFLドラフト上位指名が確実と言われています。
Coby Fleener #82
Andrew Luck #12
ではまた。
TK
2011年10月08日
マウスピース
STANFORD大学付属病院の研究の一環として、機械が内蔵されたマウスピースを使用しています。
データの発信機能も備わっているそうで、そこからデータを採集しているようです。どんな技術に変わっていくかは……まだ内緒みたいです。
ちなみに、NFLの49ersのチームドクターもSTANFORDの先生なので、同じようなことをしているそうです。
ではまた。
TK
2011年10月03日
STUDENT SECTION
カレッジフットボールのファンは、各学校で独自の楽しみ方をしています。オリジナルのスクールソングがあったり、昔の歌や流行の歌を独特なアレンジで歌ったり踊ったり。
そんな中でも、共通点があります。それは、「STUDENT SECTION」というエリアがあることです。ファンの応援の仕方という観点で、NFLと大きく違う点とも言えるでしょう。
STUDENT SECTIONは、その名の通り、その学校の学生だけが観戦を許される場所であり、日本でいうサークルやその他の団体がレクリエーションの一環として団体で応援に駆けつける場所です。たいていの場合はホームチームの後ろの観客席に陣取り、クラウドノイズを立てたり、「ファーストダウン!」等、様々なコールをしたりして楽しんでいます。
熱狂的なファンが多いチームは、そのエリアの熱の入れようがすごいです。今でもはっきり覚えているのは、OREGON大学。開門に合わせてSTUDENT SECTIONに学生が殺到する姿です。入口が3階ぐらいの高さにあるスタンドでしたが、そこから、学生たちが溢れんばかりにダッシュして降りてきました。中には転んで滑り落ちていく学生もいたほど……。
下の写真は、先のARIZONA大戦。ARIZONA大学のSTUDENT SECTIONです。試合の2時間前で、周りのスタンドにはまだ誰もいませんが、このセクションだけ異様な盛り上がりをみせていました。
日本のフットボール界にも、こんな熱狂的なファンが増えてくるといいですね。
ではまた。
TK
2011年09月27日
リクルーティング
昨年は全米4位でのシーズン終了。今年も目下3連勝。そんな私たちSTANFORD大学はリクルーティングが好調です。
以下は、アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNの(大学向け)リクルーティング情報ページです。
STANFORD大学
Noor Davis
Jordan Watkins
今までも何度かお伝えしてきましたが、高校生をランキングして、どの大学からオファーがきているとか、その選手がどこに興味があるのかとか、リクルーティングに関する情報が満載です。このサイトは高校生のリクルーティング専門ではないのに、これだけの情報が載っていることからも、どれだけ大きなビジネスであるか、容易に想像できますね。
私もビデオを見ましたが、上の二人は凄いです。近々、FIVE STARの大物がCOMMIT(STANFORDを選びましたという意思表示)するという噂も……。こちらも、またアップデイトします。
ではまた。
TK















