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2020シーズンを終えて(大橋HC)

2021年01月16日

 

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新年を迎えライスボウルを戦ってから、はや2週間が経とうとしています。この間にもコロナ禍は勢いを増しており、感染された方、仕事や日々の生活がままならない方、医療現場で奮闘される方など、様々な場面で苦しい思いをされていらっしゃる皆さんも多いかと察します。心よりお見舞い申し上げますとともに、状況の好転をお祈りいたします。

 

 

思い起こせば、2020シーズンイン当初から先行きが見えず、プランを二転三転させなければならない、本当に特別なシーズンになりました。そんな中でも、できないことを憂うのではなく、できることを見出すアクションが、チームの諸処で見られました。このことこそが、チャンピオンシップを引き寄せた理由のひとつです。リモートミーティングでコミュニケーションを深めたり、PC越しに互いのトレーニングをチェックし合ったり、リーダーミーティングを選手主導で行ったり、皆が自発的に動いていったことを数えれば、枚挙にいとまがありません。シーズン当初に目指していた、全員駆動のチームに大きく近づいたシーズンだと感じています。

 

また、それぞれが、それぞれのやるべき目の前のことに集中できるメンバーが増えたシーズンでもあります。フィールドやチームで起きる様々な都合の悪いことに引っ張られ、不安になり、普段とは違うことをしてしまう。それが勝つことからチームを遠ざける原因になるのですが、驚くほど簡単に起こります。こうなったらどうしよう、こんなことになるのではないかといった疑念から起きてしまうのですが、これを解決するには確固たる自信を持つしかありません。今シーズンその自信を培ったのは、プレーへの共通認識でした。自身のプレーに集中するために、自分以外のメンバーの動きを知る。周囲がどう動いているかはっきりイメージできることで、雑念が湧きにくくなり、初めて己に集中できるのです。深いコミュニケーションをとることが常態化し、いつにも増してプレーを知ることから、プレーを解るところまで、皆の意識が向上していきました。紙一重のゲームを制することができたのも、瞬時の集中ができたからに他なりません。

 

 

実りもあり、喜びの多かった、特別なシーズンでしたが、常に我々を応援していただいている皆さんに、興奮と快哉をお届けできたのが、何より一番です。何かと気持ちがふさぎがちな、こんなときだからこそ、ひとときでもフィールド以外のことを忘れて没頭しきれる、思わず本能が爆発してしまうようなプレー、ゲームを披露したい。それを果たし、たくさんの笑顔を見られたことが、本当にうれしかったです。そして、この難しいお題を現実とした選手、コーチ、スタッフを心からすごいなと思っています。

 

これからもしばらくは、息が詰まるような日々が続きそうです。しかしながら、人間はなかなかのしぶとさを持っています。2020シーズンのオービックシーガルズがそうであったように。再び、皆さんと歓喜にあふれる空間をともにできるときがやってきます。必ず皆でつくることができます。一緒に戦っていきましょう。

 

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ヘッドコーチ
大橋 誠